小松原一男

当社の設立者の一人であった作画監督、アニメーターの小松原一男は頚部悪性腫瘍のため、平成12年3月24日午後5時37分横須賀市内の病院で亡くなりました。
享年56才。
故人は1943年12月神奈川県横浜市生まれ。東映動画が設立した動画養成所チルドレンズ・コーナーに入社し、日本アニメーション界のパイオニア、山本早苗、熊川正雄等に師事しました。「おそ松くん」「鉄人28号」「狼少年ケン」などの動画に加わり、ハテナプロを経て、1970年オープロダクション設立に参加。
1969年の「タイガーマスク」から作画監督として活躍をはじめて、キャラクターデザインとデッサン力にすぐれたアニメーションを発表していきました。その優れた才能は、フランスで大ヒットした「UFOロボグレンダイザー」などのロボットアニメ、「銀河鉄道999」などの松本零士原作アニメから宮崎駿の「風の谷のナウシカ」まで、多彩な作品をヒットに導いた原動力となりました。遺作は2001年夏公開の「メトロポリス」です。


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